“慰楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:慰樂
読み方割合
たのしみ33.3%
なぐさみ33.3%
アミュウズ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は毎週土曜日の来るのを待ちに待って、その二時間をば慰楽たのしみとして過すのであった。彼女はまったく親身に男を待遇した。
フェリシテ (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
……たか/″\人間にんげん仕事しごとだけに、はね船頭せんどう使つかふても、みづうへいてくだよ。なに希有けうがらつしやるにはあたらぬ。あのふねは、わし慰楽なぐさみつくるでがす。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
私は鋭利な食慾を感じた。そして食慾はいつも私を無言にする。で、私は私の視線を彼女の下部に投げることによって、この、自分の娘よりも若いに相違ない中婆さんを慰楽アミュウズしようと試みた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)