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惡相
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あくさう
ふりがな文庫
“
惡相
(
あくさう
)” の例文
新字:
悪相
此
(
この
)
自動鐵檻車
(
じどうてつおりのくるま
)
が
出來
(
でき
)
て
見
(
み
)
なさい、
如何
(
どん
)
な
危險
(
きけん
)
な
塲所
(
ばしよ
)
だつて
平氣
(
へいき
)
なもんです、
猛狒
(
ゴリラ
)
や
獅子
(
しゝ
)
が
行列
(
ぎようれつ
)
を
立
(
た
)
てゝ
襲
(
おそ
)
つて
來
(
き
)
た
所
(
ところ
)
で、
此方
(
こつち
)
は
鐵檻車
(
てつおりぐるま
)
の
中
(
なか
)
から
猛獸
(
まうじう
)
共
(
ども
)
の
惡相
(
あくさう
)
を
目掛
(
めが
)
けて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
眼
(
まなこ
)
鋭
(
するど
)
く
鼻
(
はな
)
の
上
(
うへ
)
の
皺
(
しわ
)
に
惡相
(
あくさう
)
を
刻
(
きざ
)
み
齒
(
は
)
の
揃
(
そろ
)
へる
水々
(
みづ/\
)
しきが、
小紋
(
こもん
)
縮緬
(
ちりめん
)
のりうたる
着附
(
きつけ
)
、
金時計
(
きんどけい
)
をさげて、
片手
(
かたて
)
に
裳
(
もすそ
)
をつまみ
上
(
あ
)
げ、さすがに
茶澁
(
ちやしぶ
)
の
出
(
で
)
た
脛
(
はぎ
)
に、
淺葱
(
あさぎ
)
縮緬
(
ちりめん
)
を
搦
(
から
)
ませながら、
片手
(
かたて
)
に
銀
(
ぎん
)
の
鎖
(
くさり
)
を
握
(
にぎ
)
り
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
れ兩人并に町役人共下られける斯樣に嚴敷申渡されしは
何故
(
なにゆゑ
)
と云ふに勘兵衞は
大兵
(
だいひやう
)
にして色黒く
眼
(
まなこ
)
大きく
額
(
ひたひ
)
より口へ掛て
大疵
(
おほきず
)
の
痕
(
あと
)
一ヶ所又
小鬢
(
こびん
)
の
外
(
はづ
)
れより目尻に
疵痕
(
きずあと
)
二ヶ所有り至つて
惡相
(
あくさう
)
なれば奉公人の
欠落
(
かけおち
)
合點
(
がてん
)
行
(
ゆか
)
ずと思はれ斯は申されしなり夫より勘兵衞は
早速
(
さつそく
)
彦兵衞方へ
行
(
ゆき
)
勿々
(
なか/\
)
三日の中に三十兩の品は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
惡
部首:⼼
12画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“惡”で始まる語句
惡
惡戯
惡戲
惡口
惡企
惡魔
惡漢
惡巧
惡者
惡人