“幾遍”の読み方と例文
読み方割合
いくへん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正月しやうぐわつ二日目ふつかめゆきひきゐ注連飾しめかざりみやこしろくした。んだ屋根やねいろもとかへまへ夫婦ふうふ亞鉛張とたんばりひさしすべおちゆきおと幾遍いくへんおどろかされた。夜半よなかにはどさとひゞきことはなはだしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
獅子狩しゝがりんでも十幾遍いくへんもようされたがいつ武村兵曹たけむらへいそう大功名だいこうめうであつた。またあるとき海岸かいがんいへうしろもりへ、大鷲おほわしいとなんでるのを見付みつけて、その卵子たまごりにつてひど遭遇でつくわしたこともある。