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幾日
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いくひ
ふりがな文庫
“
幾日
(
いくひ
)” の例文
『そうそう。
仁和寺
(
にんなじ
)
へゆく日は、もう
幾日
(
いくひ
)
もないのであろな……』上皇は、ふと、公卿たちのいかめしげな
物議
(
ぶつぎ
)
を、あらぬ方へ、
交
(
か
)
わされて——
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薄
(
うす
)
らぐべき
由
(
よし
)
もなくて、
世
(
よ
)
をうみ
梅實
(
うめ
)
の
落
(
おつ
)
る
音
(
おと
)
もそゞろ
淋
(
さび
)
しき
日
(
ひ
)
を
幾日
(
いくひ
)
、をぐらき
窓
(
まど
)
のあけくれに、をち
返
(
かへ
)
りなく
山時鳥
(
やまほとゝぎす
)
の、から
紅
(
くれな
)
ゐにはふり
出
(
い
)
でねど
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それから
幾日
(
いくひ
)
か経て八月十七日にギャア・ニマという
市場
(
しじょう
)
に着きました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
苦しさに声うちあぐるたはやすけどおとなしく堪へて
幾日
(
いくひ
)
籠
(
こも
)
るは
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
幾日
(
いくひ
)
幾夜
(
いくよ
)
の 熱病の
後
(
のち
)
なる
無題
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)
▼ もっと見る
幾日
(
いくひ
)
経
(
へ
)
にけん。
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
腸
(
はらわた
)
断
(
た
)
えざらん
限
(
か
)
ぎりなき
心
(
こゝろ
)
のみだれ
忍艸
(
しのぶぐさ
)
小紋
(
こもん
)
のなへたる
衣
(
きぬ
)
きて
薄
(
うす
)
くれなゐのしごき
帯
(
おび
)
前に結びたる
姿
(
(すが)た
)
今
(
いま
)
幾日
(
いくひ
)
見
(
み
)
らるべきものぞ
年頃
(
としごろ
)
日頃
(
ひごろ
)
片時
(
かたとき
)
はなるゝ
間
(
ひま
)
なく
睦
(
むつ
)
み
合
(
あ
)
ひし
中
(
うち
)
になど
底
(
そこ
)
の
心
(
こゝろ
)
知
(
し
)
れざりけん
少
(
ちい
)
さき
胸
(
むね
)
に
今日
(
けふ
)
までの
物思
(
ものおも
)
ひはそも
幾何
(
いくばく
)
ぞ
昨日
(
きのふ
)
の
夕暮
(
ゆふぐれ
)
お
福
(
ふく
)
が
涙
(
なみだ
)
ながら
語
(
かた
)
るを
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“幾日”で始まる語句
幾日目
幾日頃
幾日前
幾日後
幾日振