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寿
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ことほ
ふりがな文庫
“
寿
(
ことほ
)” の例文
旧字:
壽
一
同
(
どう
)
が
今日
(
きょう
)
の
良
(
よ
)
き
船出
(
ふなで
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎ
合
(
あ
)
ったのもほんの
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、やや一
里
(
り
)
ばかりも
陸
(
おか
)
を
離
(
はな
)
れたと
覚
(
おぼ
)
しき
頃
(
ころ
)
から、
天候
(
てんこう
)
が
俄
(
にわ
)
かに
不穏
(
ふおん
)
の
模様
(
もよう
)
に
変
(
かわ
)
って
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
新玉の年たちかえる初春の朝、大内山の翠松に瑞雲棚引き、聖寿万歳を
寿
(
ことほ
)
いで鶴も舞い出でよう和やかな日和。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「軍功を賞し、祝酒を給わるであろう。全軍の将兵も、弓を袋に収め、このよき新春を、
寿
(
ことほ
)
ぎ合うがよい」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聖天子
万機
(
ばんき
)
の朝政を
臠
(
みそなわ
)
すによしとて、都とさだめたもうて三十年、国威は日に日に伸びる
悦賀
(
よろこび
)
をもうし、万民鼓腹して、聖代を
寿
(
ことほ
)
ぐ
喜悦
(
たのしみ
)
を、
公
(
おおやけ
)
にも、しろしめせとばかり
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その屋根を天に
準
(
たと
)
えることは、新家屋を
寿
(
ことほ
)
ぐのが主な動機だから自然にそうなるので、また、万葉巻十九(四二七四)の
新甞会
(
にいなめえ
)
の歌の「
天
(
あめ
)
にはも
五百
(
いほ
)
つ綱はふ
万代
(
よろづよ
)
に国知らさむと五百つ綱
延
(
は
)
ふ」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
お
許
(
もと
)
は、勅使の接待役、上野介などへ世辞はいらんことじゃ。所で、この
衝立
(
ついたて
)
は、何と心得て出された。晴の御大礼、
長途
(
ちょうと
)
の勅使を
寿
(
ことほ
)
ぎまつる大玄関に、墨絵のものを置くとは何という量見じゃの。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古来農桑を御奨励になり、正月の
初子
(
はつね
)
の日に天皇御
躬
(
み
)
ずから玉箒を以て蚕卵紙を
掃
(
はら
)
い、
鋤鍬
(
すきくわ
)
を以て耕す御態をなしたもうた。そして豊年を
寿
(
ことほ
)
ぎ邪気を払いたもうたのちに、諸王卿等に玉箒を賜わった。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“寿”の意味
《名詞》
(ことぶき) いのち。また、いのちの長いこと。長命。長寿。
(ことぶき・ことほぎ) めでたいことを祝うこと。また、祝いの言葉や儀式。
(ことぶき) めでたいこと。
(出典:Wiktionary)
寿
常用漢字
中学
部首:⼨
7画
“寿”を含む語句
御寿
寿命
寿詞
長寿
福寿草
言寿
寿司
恵比寿
寿永
福禄寿
天寿
中臣寿詞
室寿
延寿太夫
寿陵余子
人寿
仁寿
中臣天神寿詞
万寿山
安寿姫
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