“室寿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ムロホギ66.7%
むろほぎ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殿祭トノホカヒ室寿ムロホギのうたは、家讃め・人讃め・覉旅・宴遊のうたを分化し、鎮魂の側からは、国讃め、妻ぎ・つま偲び・賀寿・挽歌・祈願・起請などに展開した。
さうした異神群行し来つて、鎮祭を司る遺風を伝へたものは、大殿祭や室寿ムロホギばかりではなかつた。宮廷の大祓へに伴ふ主上の御贖オンアガナひの節折ヨヲりの式にも、此があつた。
橘守部たちばなのもりべは、この御歌の「天の原」は天のことでなしに、家の屋根の事だと考証し、新室を祝う室寿むろほぎの詞の中に「み空を見れば万代にかくしもがも」云々とある等を証としたが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)