“ムロホギ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:むろほぎ
語句割合
室寿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殿祭(トノホカヒ)・室寿(ムロホギ)のうたは、家讃め・人讃め・覉旅・宴遊のうたを分化し、鎮魂の側からは、国讃め、妻覓(マ)ぎ・嬬(つま)偲び・賀寿・挽歌・祈願・起請などに展開した。
さうした異神群行し来つて、鎮祭を司る遺風を伝へたものは、大殿祭や室寿(ムロホギ)ばかりではなかつた。宮廷の大祓へに伴ふ主上の御贖(オンアガナ)ひの節折(ヨヲ)りの式にも、此があつた。
幸若太夫が「日本記」と称する神代語りを主とするのは、反閇(ヘンバイ)の謂はれを説くためである。田楽法師の「中門口(チユウモングチ)」を大事とするのは、神来臨して室寿(ムロホギ)をする形式である。
万葉集の文学的態度は、宴遊歌及び其拡張なる室寿(ムロホギ)・覊旅の歌にはじまると言うてよい。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)