“室蘭”の読み方と例文
読み方割合
むろらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは室蘭むろらん碇泊ていはくしているころからの計画であった。その計画は、サンパンを占領するという点までは、彼の計画どおりに進行したのである。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
今日学校で武田たけだ先生から三年生の修学旅行しゅうがくりょこうのはなしがあった。今月の十八日の夜十時でって二十三日まで札幌さっぽろから室蘭むろらんをまわって来るのだそうだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
室蘭むろらんか、函館はこだてまで来る間に、俺は綺麗さっぱり北海道と今までの生活とに別れたいと思って、北海道の土のこびりついている下駄を、海の中に葬ってくれた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)