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夕陽
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せきやう
ふりがな文庫
“
夕陽
(
せきやう
)” の例文
且
(
か
)
つ
其
(
そ
)
の
乘組
(
のりく
)
んだ
艦
(
ふね
)
の
帆柱
(
ほばしら
)
に、
夕陽
(
せきやう
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びて、一
羽
(
は
)
雪
(
ゆき
)
の
如
(
ごと
)
き
鷹
(
たか
)
の
來
(
きた
)
り
留
(
とま
)
つた
報
(
はう
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
つた
時
(
とき
)
、
連添
(
つれそ
)
ふ
身
(
み
)
の
民子
(
たみこ
)
は
如何
(
いか
)
に
感
(
かん
)
じたらう。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
最早
(
もはや
)
夕陽
(
せきやう
)
に及びしゆゑ明日參るべしとて
目録
(
もくろく
)
など
用意
(
ようい
)
に及びけり
抑々
(
そも/\
)
此
白水翁
(
はくすゐおう
)
と
云
(
いふ
)
は
能
(
よく
)
人の
禍福
(
くわふく
)
吉凶
(
きつきよう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
純紫色
(
じゆんしゝよく
)
は自然の神の惜みて容易に人間に示さゞる所、晩秋の候、天の美しく晴れたる日、
夕陽
(
せきやう
)
を帶びて、この木曾の大溪を傳ひ行けば、駒ヶ嶽
絶巓
(
ぜつてん
)
の紅葉
斜
(
なゝめ
)
に夕日の光を受けて
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
私は毎年の秋
竹
(
たけ
)
の
台
(
だい
)
に開かれる絵画展覧会を見ての帰り道、いつも
市気
(
しき
)
満々
(
まん/\
)
たる出品の絵画よりも、
向
(
むかう
)
ヶ
岡
(
をか
)
の
夕陽
(
せきやう
)
敗荷
(
はいか
)
の池に反映する天然の絵画に対して杖を
留
(
とゞ
)
むるを常とした。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
夕陽
(
せきやう
)
は
尚
(
な
)
ほ濃き影を遠き
沖中
(
おきなか
)
の雲にとどめ、
滊車
(
きしや
)
は既に
淡
(
あは
)
き
燈火
(
ともしび
)
を背負うて急ぐ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
豈
(
あに
)
夕陽
(
せきやう
)
の
印影
(
いんえい
)
ならんや。
疑
(
うたが
)
ふらくは
紅涙
(
こうるゐ
)
の
雪
(
ゆき
)
を
染
(
そ
)
むる
事
(
こと
)
を。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夕陽
(
せきやう
)
の影漸く薄からんとするの頃なりき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
“夕陽”で始まる語句
夕陽丘
夕陽時
夕陽等
夕陽雲