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凛々
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りん/\
ふりがな文庫
“
凛々
(
りん/\
)” の例文
別
(
べつ
)
に、
肩
(
かた
)
には
更紗
(
さらさ
)
を
投掛
(
なげか
)
け、
腰
(
こし
)
に
長劍
(
ちやうけん
)
を
捲
(
ま
)
いた、
目
(
め
)
の
鋭
(
するど
)
い、
裸
(
はだか
)
の
筋骨
(
きんこつ
)
の
引緊
(
ひきしま
)
つた、
威風
(
ゐふう
)
の
凛々
(
りん/\
)
とした
男
(
をとこ
)
は、
島
(
しま
)
の
王樣
(
わうさま
)
のやうなものなの……
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
現
(
うつゝ
)
に於ける我が悲恋は、雪風
凛々
(
りん/\
)
たる冬の野に葉落ち枝折れたる枯木のひとり立つよりも、激しかるべし。
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
其頃
(
そのころ
)
大佐
(
たいさ
)
は
年輩
(
としごろ
)
三十二三、
威風
(
ゐふう
)
凛々
(
りん/\
)
たる
快男子
(
くわいだんし
)
で、
其
(
その
)
眼光
(
がんくわう
)
の
烱々
(
けい/\
)
たると、
其
(
その
)
音聲
(
おんせい
)
の
朗々
(
ろう/\
)
たるとは、
如何
(
いか
)
にも
有爲
(
いうゐ
)
の
氣象
(
きしやう
)
と
果斷
(
くわだん
)
の
性質
(
せいしつ
)
に
富
(
と
)
んで
居
(
を
)
るかを
想
(
おも
)
はしめた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
護摩
(
ごま
)
の
烟
(
けむり
)
は
濛々
(
もう/\
)
と壇をこめて、東海坊の素晴らしい
次低音
(
バリトーン
)
だけが、
凛々
(
りん/\
)
と響き渡るのです。やがて
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此時
(
このとき
)
徐
(
しづ
)
かに
艇頭
(
ていとう
)
を
廻
(
めぐ
)
らして
此方
(
こなた
)
に
近
(
ちか
)
づいて
來
(
き
)
たが、あゝ、
其
(
その
)
光譽
(
ほまれ
)
ある
觀外塔上
(
くわんぐわいたふじやう
)
を
見
(
み
)
よ※
色
(
いろ
)
の
黒
(
くろ
)
い、
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たく
)
ましい、三十
餘名
(
よめい
)
の
慓悍
(
へうかん
)
無双
(
ぶさう
)
なる
水兵
(
すいへい
)
を
後
(
うしろ
)
に
從
(
したが
)
へて、
雄風
(
ゆうふう
)
凛々
(
りん/\
)
たる
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
振り冠つた左母次郎の刄の下に、錢形平次の聲は
凛々
(
りん/\
)
と響くのでした。
銭形平次捕物控:126 辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
錢形の平次、土間に突つ立つて見上げ乍ら
凛々
(
りん/\
)
と響かせます。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
風采
(
ふうさい
)
端然
(
たんぜん
)
、
威風
(
ゐふう
)
凛々
(
りん/\
)
、
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もない、
本艦
(
ほんかん
)
の
艦長
(
かんちやう
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
平次は縁端に立つて、
凛々
(
りん/\
)
と朝の空氣の中に響かせます。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次の聲は森に
木魂
(
こだま
)
して、
凛々
(
りん/\
)
と夜の空氣に響くのです。
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お經で
鍛
(
きた
)
へた
凛々
(
りん/\
)
とした聲が、家中に鳴り渡ります。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“凛々”の解説
凛々(りんりん)は、日本の作詞家、歌手。
(出典:Wikipedia)
凛
漢検1級
部首:⼎
15画
々
3画
“凛々”で始まる語句
凛々敷
凛々烈々