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不好
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いや
ふりがな文庫
“
不好
(
いや
)” の例文
不好
(
いや
)
な
處
(
ところ
)
へいや/\ながら
出
(
で
)
かけて
行
(
ゆ
)
くのかと
怪
(
あやし
)
まるゝばかり
不承無承
(
ふしようぶしよう
)
にプラツトホームを
出
(
で
)
て、
紅帽
(
あかばう
)
に
案内
(
あんない
)
されて
兔
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
茶屋
(
ちやゝ
)
に
入
(
はひ
)
つた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「お倒れなすたつて
宜
(
よろし
)
いぢや御座いませんか。本当に今日は
不好
(
いや
)
な御顔色でゐらつしやるから、それがかう消えて了ふやうに、奮発して召上りましよ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
職務
(
しよくむ
)
を
取
(
と
)
るのは
前
(
まへ
)
にも
不好
(
いや
)
であつたが、
今
(
いま
)
は
猶
(
なほ
)
一
層
(
そう
)
不好
(
いや
)
で
堪
(
たま
)
らぬ、と
云
(
い
)
ふのは、
人
(
ひと
)
が
何時
(
いつ
)
自分
(
じぶん
)
を
欺
(
だま
)
して、
隱
(
かくし
)
にでも
密
(
そつ
)
と
賄賂
(
わいろ
)
を
突込
(
つきこ
)
みは
爲
(
せ
)
ぬか、
其
(
そ
)
れを
訴
(
うつた
)
へられでも
爲
(
せ
)
ぬか
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私は金に
窮
(
つま
)
つて心中なんぞを為た、と人に
嗤
(
わらわ
)
れましても、
情婦
(
をんな
)
の体を売つたお陰で、やうやう
那奴
(
あいつ
)
等は助つてゐるのだ、と一生涯言れますのは
不好
(
いや
)
で御座います。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
而
(
さう
)
して
頭
(
あたま
)
を
冷
(
ひや
)
す
藥
(
くすり
)
と、
桂梅水
(
けいばいすゐ
)
とを
服用
(
ふくよう
)
するやうにと
云
(
い
)
つて、
不好
(
いや
)
さうに
頭
(
かしら
)
を
振
(
ふ
)
つて、
立歸
(
たちかへ
)
り
際
(
ぎは
)
に、もう二
度
(
ど
)
とは
來
(
こ
)
ぬ、
人
(
ひと
)
の
氣
(
き
)
の
狂
(
くる
)
ふ
邪魔
(
じやま
)
を
爲
(
す
)
るにも
當
(
あた
)
らないからとさう
云
(
い
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
来る
度
(
たび
)
に何のかのと申しますのを、
体好
(
ていよ
)
く
辞
(
ことわ
)
るんで御座いますけれど、もう
憥
(
うるさ
)
く来ちや、
一頻
(
ひとつきり
)
なんぞは毎日
揚詰
(
あげづめ
)
に為れるんで、私はふつふつ
不好
(
いや
)
なんで御座います。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『
下
(
くだ
)
らん
事
(
こと
)
を
貴方
(
あなた
)
は
零
(
こぼ
)
して
居
(
ゐ
)
なさる。
醫者
(
いしや
)
が
不好
(
いや
)
なら
大臣
(
だいじん
)
にでもなつたら
可
(
い
)
いでせう。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“不好”で始まる語句
不好不好