“不取敢:とりあえず” の例文
“不取敢:とりあえず”を含む作品の著者(上位)作品数
島崎藤村3
榎本武揚1
江戸川乱歩1
泉鏡花1
浅野和三郎1
“不取敢:とりあえず”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
自然科学 > 植物学 > 植物学4.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
甥のことを頼んで置いて、自分の家へ引返してから、三吉は不取敢とりあえず正太へてて書いた。その時は姪のお延と二人ぎりであった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ゆえに不取敢とりあえずその図を先きに出しその文章を後廻しにする事にして断然実行に移す事となり、まずその書名を日本植物志図篇と定めた。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
不取敢とりあえず叔父へ宛てて、自分もまた男である、素志を貫かずには置かない、という意味を葉書に認めた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一方に学校を控えていたので、そう三吉もユックリする余裕は無かった。不取敢とりあえず、森彦、宗蔵の二人の兄に妻を引合せて行きたいと思った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
先ずは不取敢とりあえず昨日の御詫旁々かたがた斯如かくのごとくに御座候
恐ろしき錯誤 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
まず不取敢とりあえず回音かいおん如此かくのごとくに候也。
恩を着せるようにとられても厭ですが、自分は君の短篇集をちょっとのぞいてみて、安心していいものがあるように思われましたから、気も軽くなって不取敢とりあえずお礼を差し上げたのです。
風の便り (新字新仮名) / 太宰治(著)
不取敢とりあえず、彼女は嫁の豊世へてて書いた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まずは不取敢とりあえず御都合御伺いまで。敬具
不取敢とりあえず、相川は椅子を離れた。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
不取敢とりあえず、短い葉書を。
風の便り (新字新仮名) / 太宰治(著)
返事と、指図と、受取ろう、をほとんど三人に同時に言われて、片手に掴んだ蝙蝠傘こうもりがさを、くるりと一ツ持直したのを、きょとんとしてみまわしたが、まかり違うと殺しそうな、危険けんのんな方へまず不取敢とりあえず
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かく相手あいてなしに妊娠にんしんしないことはよくわかってりますので、不取敢とりあえずわたくし念力ねんりきをこめて、あの若者わかもの三崎みさきほうせることにいたしました……。
岸田直介きしだなおすけが奇怪な死を遂げたとの急報に接した弁護士の大月対次おおつきたいじは、恰度ちょうど忙しい事務もひと息ついた形だったので、歳若いながらも仕事に掛けては実直な秘書の秋田あきたを同伴して、取るものも不取敢とりあえず大急ぎで両国りょうごく駅から銚子ちょうし行の列車に乗り込んだ。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)