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摩違
ふりがな文庫
“摩違”の読み方と例文
読み方
割合
すれちが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すれちが
(逆引き)
不取敢
(
とりあえず
)
、相川は椅子を離れた。高く薄暗い灰色の壁に添うて、用事ありげな人々と
摩違
(
すれちが
)
いながら、長い階段を下りて行った。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
すぐ家に入ろうとしたが、まだ当人が帰っておらぬのに上っても為方が無いと思って、その前を
真直
(
まっすぐ
)
に通り抜けた。女と
摩違
(
すれちが
)
う
度
(
たび
)
に、芳子ではないかと顔を覗きつつ歩いた。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
摩違
(
すれちが
)
ひざまに沈んだ目で車を見上げて過ぎた。憤を歯から出さぬと云つた意気込が
小児
(
こども
)
ながらその顔に見えた。湯村は後から振返つたが、
母衣
(
ほろ
)
が
覆
(
かぶ
)
さつてゐるので無論見えぬ。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
摩違(すれちが)の例文をもっと
(4作品)
見る
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“摩”で始まる語句
摩
摩擦
摩利支天
摩耶
摩訶
摩訶不思議
摩尼
摩耶夫人
摩西
摩利
“摩違”のふりがなが多い著者
真山青果
島崎藤村
田山花袋