“をんなたち”の漢字の書き方と例文
語句割合
女達100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎゆふべ道子みちこはいつよりもすこ早目はやめかせ吾妻橋あづまばしくと、毎夜まいよ顔馴染かほなじみに、こゝろやすくなつてゐる仲間なかま女達をんなたち一人ひとり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
天秤棒てんびんぼう兩方りやうはうかた手桶てをけをかついだ近所きんじよ女達をんなたちがそこへ水汲みづくみあつまつてます。みづ不自由ふじいうなところにうまれたとうさんは特別とくべつにその清水しみづのあるところをたのしおもひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
人形にんぎやうのやうな女達をんなたちこゑきたい、錦葉もみぢうた色鳥いろどりであらう。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
口紅くちべにだけはすこくしてゐるが、白粉おしろいはつけてゐるのかないのかわからぬほどの薄化粧うすげしやうなので、公園こうゑん映画えいぐわ堅気かたぎわか女達をんなたちよりも、かへつてジミなくらい。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
女達をんなたち毎夜まいよのことなので、たがひにそのもその年齢としもそのところつてゐる。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)