“よけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余計46.6%
餘計37.9%
余外6.9%
余慶3.4%
餘慶1.7%
余恵1.7%
余馨1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中(じょちゅう)に対しても同じです。余計(よけい)なお饒舌(しゃべり)や譃言(うそ)を云(い)う時には口では云わずになるたけきつい顔して無言のいましめをしてやります。
勘次(かんじ)は開墾(かいこん)の手間賃(てまちん)を比較的(ひかくてき)餘計(よけい)に與(あた)へられる代(かは)りには櫟(くぬぎ)の根(ね)は一つも運(はこ)ばない筈(はず)であつた。彼等(かれら)の伴侶(なかま)はさういふことをも知(し)つて居(ゐ)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「余外(よけい)なことを云はないで呉れ。」と私は、弱々しく歎願すると、にわかに悲し気に頭をかゝえて其処に打ち倒れてしまつた。
鱗雲 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
しかしこんな事はただ英国へ来てから余慶(よけい)に感ずるようになったまででちっとも英国と関係のない話しだし、君らに聞せる必要もなし、聞きたい事でもなかろうから先ぬきとして何か話そう。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
引取(ひきと)り元(もと)主人(しゆじん)五兵衞方へ改(あらた)めて養子にぞ遣(つか)はしける然ば昨日迄(きのふまで)に遠き八丈の島守(しまもり)となりし身が今日は此大家(たいか)の養子と成(なり)し事實に忠義の餘慶(よけい)天より福(さいは)ひを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
積善(せきぜん)の家には餘慶(よけい)あり積惡(せきあく)の家には餘殃(よあう)ありと宜(むべ)なる哉(かな)此篇(このへん)に載(のす)る所の村井長庵の如き表(おもて)は醫術(いじゆつ)を業(わざ)とし内は佞邪奸惡(ねいじやかんあく)を恣(ほしい)まゝにして己(おのれ)が榮利(えいり)を盡(つく)さんと欲(ほつ)す然れども天網(てんまう)爭(いか)で此惡漢(わるもの)を通さん其咎(とが)めを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いまも、余恵(よけい)にうけている華冠(かかん)薫袖(くんしゅう)の身を、まだ不足ぐらいに思いなれているのである。きびしい、敗者の運命などには、出会ったことはない族党なのだ。
茶は風流な遊びではなくなって、自性了解(じしょうりょうげ)の一つの方法となって来た。王元之(おうげんし)は茶を称揚して、直言のごとく霊をあふらせ、その爽快(そうかい)な苦味は善言の余馨(よけい)を思わせると言った。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)