余馨よけい)” の例文
茶は風流な遊びではなくなって、自性了解じしょうりょうげの一つの方法となって来た。王元之おうげんしは茶を称揚して、直言のごとく霊をあふらせ、その爽快そうかいな苦味は善言の余馨よけいを思わせると言った。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)