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余外
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よけい
ふりがな文庫
“
余外
(
よけい
)” の例文
屋根の上で、それを百合子が読んでゐるところを、太一郎は何時も遠くから眺めて、
余外
(
よけい
)
な感違ひを起して好奇心を持つたのである。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「
余外
(
よけい
)
なことを云はないで呉れ。」と私は、弱々しく歎願すると、にわかに悲し気に頭をかゝえて其処に打ち倒れてしまつた。
鱗雲
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「うむ。」と彼は、自分の
余外
(
よけい
)
な言葉を自分の為に怖れてうなるだけだつた。彼は、眼ばたきをしないで明るい障子を眺めてゐる——醒めきらないのだ。
F村での春
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
、また
余外
(
よけい
)
なところへ勝手に樽野を持ち出して——
村のストア派
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目