“みがまへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
身構100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今(いま)しも船首甲板(せんしゆかんぱん)に於(お)ける一等運轉手(チーフメート)の指揮(しき)の下(した)に、はや一團(だん)の水夫等(すいふら)は捲揚機(ウインチ)の周圍(しゆうゐ)に走(は)せ集(あつま)つて、次(つぎ)の一令(れい)と共(とも)に錨鎖(べうさ)を卷揚(まきあ)げん身構(みがまへ)。
驚破(すは)秋草(あきぐさ)に、あやかしのついて候(さふらふ)ぞ、と身構(みがまへ)したるほどこそあれ、安下宿(やすげしゆく)の娘(むすめ)と書生(しよせい)として、出來合(できあひ)らしき夫婦(ふうふ)の來(きた)りしが、當歳(たうさい)ばかりの嬰兒(あかんぼ)を、男(をとこ)が、小手(こて)のやうに白(しろ)シヤツを鎧(よろ)へる手(て)に
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
辛(から)くも忍びてつと退(の)きながら身構(みがまへ)しが、目潰吃(めつぶしくら)ひし一番手の怒(いかり)を作(な)して奮進し来(きた)るを見るより今は危(あやふ)しと鞄の中なる小刀(こがたな)撈(かいさぐ)りつつ馳出(はせい)づるを、輙(たやす)く肉薄せる二人が笞(しもと)は雨の如く、所嫌(ところきら)はぬ滅多打(めつたうち)に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
海賊船(かいぞくせん)は此時(このとき)砲戰(ほうせん)もどかしとや思(おも)ひけん、中(なか)にも目立(めだ)つ三隻(さんせき)四隻(しせき)は一度(いちど)に船首(せんしゆ)を揃(そろ)へて、疾風(しつぷう)迅雷(じんらい)と突喚(とつくわん)し來(きた)る、劍戟(けんげき)の光(ひかり)晃(きらめ)く其(その)甲板(かんぱん)には、衝突(しやうとつ)と共(とも)に本艦(ほんかん)に乘移(のりうつ)らんず海賊(かいぞく)共(ども)の身構(みがまへ)。