“つゝた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突立68.2%
衝立22.7%
屹立4.5%
削立4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両親にもながの暇乞いとまごひをして、やがて肌を脱いで、刀を手に取つた。介錯かいしやく役にそば突立つゝたつてゐた伯父は落ついた声で呼びかけた。
見渡せば前は平野ひらのである。り残された大木が彼処此処かしここゝ衝立つゝたつて居る。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
わたくし此時このときまでほとんど喪心そうしん有樣ありさまで、甲板かんぱん一端いつたん屹立つゝたつたまゝこの慘憺さんたんたる光景ありさままなこそゝいでつたが、ハツと心付こゝろついたよ。
身長みのたけしやくちかく、灰色はいいろはりごと逆立さかだち、するどつめあらはして、スツと屹立つゝたつた有樣ありさまは、幾百十年いくひやくじふねん星霜せいさうこの深林しんりん棲暮すみくらしたものやらわからぬ。
岩石がんせきつるぎのやうに削立つゝたつて荒磯あらいそへんだのを、兵曹へいそう元氣げんきまかせて引廻ひきまはされたので、ひどつかれてしまつた。