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つうじやう
通常の
人間は、
可い
事も、
惡い
事も
皆身外から
求めます。
即ち
馬車だとか、
書齋だとかと、
然し
思想家は
自身に
求めるのです。
翌朝、
銅鑼の
鳴る
音に
驚き
目醒めたのは八
時三十
分で、
海上の
旭光は
舷窓を
透して
鮮明に
室内を
照して
居つた。
船中八
時三十
分の
銅鑼は
通常朝食の
報知である。
其一は
通常の帽子の如く
頭上に戴くもの、其二は
外套頭巾の如く不用の時は頭後に
埀れ置くを得るものなり。
別種の冠り物も有りしやに
見ゆれど精くは言ひ難し。
此所には二種として
説明すべし。