“すうふんじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
數分時100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞬間しゆんかん處々ところ/″\くぼんでやつれた屋根やねまつたつゝんでしまつた。卯平うへい數分時すうふんじまへ豫期よきしなかつた變事へんじ意識いしきしたときほとんど喪心さうしんしてにはたふれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さらにはかにごつとつたかぜもりこずゑ散亂さんらんしてあざやかなひかりたもちながら空中くうちうひらめいた。數分時すうふんじのち世間せけんたちまちに暗澹あんたんたるひかりつゝまれて時雨しぐれがざあとた。村落むら何處どこにも晴衣はれぎ姿すがたなくつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「そんぢやまあよかつた。なにしても蒲團ふとんかせたはうがえゝな、ぬくとまりせえすりや段々だん/\よくなつぺから」みなみ亭主ていしゆ數分時すうふんじまへから二人ふたり衷心ちうしんより狼狽らうばいせしめた事件じけん簡單かんたん説明せつめいいたときいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)