“くわうかつしよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
黄褐色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこりてんこがしてつた。ほこり黄褐色くわうかつしよくきりごと地上ちじやうすべてをおほつゝんだ。雜木林ざふきばやしは一せいなゝめかたぶかうとしてこずゑ彎曲わんきよくゑがいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
屡々云つてゐたやうに彼の眼は黒いのだつたが、今は黄褐色くわうかつしよくの、否、その凄さの裡には血の色の光があつた。
黄褐色くわうかつしよくきりもつて四ふさがれつゝ只管ひたすら唐鍬たうぐはつて勘次かんじ田圃たんぼわたつてはやしえてとほつてた。かれ凶事きようじ理由わけがなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まだいくらもられてないは、黄褐色くわうかつしよくあかるいひかり反射はんしやして、處々しよ/\はたけくはも、しもふまではとこずゑちひさなやはらかなの四五まいうるほひをつてるのみである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)