“きちよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
貴重100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等(かれら)はそれから其(そ)の貴重(きちよう)な呼吸器(こきふき)であつた枯葉(かれは)を一枚(まい)でも枝(えだ)から放(はな)すまいとし又(また)離(はな)れまいとして居(ゐ)る。生育(せいいく)の機能(きのう)が停止(ていし)されると共(とも)に粘着力(ねんちやくりよく)を失(うしな)ふべき筈(はず)の葉柄(えふへい)が確乎(しつかり)と保(たも)たれてある。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
貴重(きちよう)の尊用(そんよう)はさら也、極品(ごくひん)の誂物(あつらへもの)は其品(しな)に能(よく)熟(じゆく)したる上手をえらび、何方(いづく)の誰々(たれ/\)と指(ゆび)にをらるゝゆゑ、そのかずに入らばやとて各々(おの/\)伎(わざ)を励(はげ)む事也。かゝる辛苦(しんく)は僅(わづか)の価(あたひ)の為(ため)に他人(たにん)にする辛苦(しんく)也。
楊家(やうか)の娘(むすめ)君寵(くんちよう)をうけてと長恨歌(ちようごんか)を引出(ひきいだ)すまでもなく、娘(むすめ)の子(こ)は何處(いづこ)にも貴重(きちよう)がらるゝ頃(ころ)なれど、此(この)あたりの裏屋(うらや)より赫奕姫(かくやひめ)の生(うま)るゝ事(こと)その例(れい)多(おほ)し、築地(つきぢ)の某屋(それや)に今(いま)は根(ね)を移(うつ)して御前(ごぜん)さま方(がた)の御相手(をんあいて)
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)