“かんけう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
艦橋33.3%
感興33.3%
環境33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
艦橋かんけうよりは艦長松島海軍大佐かんちやうまつしまかいぐんたいされいによつてれいごと鼻髯びぜんひねりつゝ、微笑びせううかべてながめてつた。
それより二隻にせきあひならんで、海原うなばらとう幾千里いくせんりやがて、芙蓉ふえうみね朝日あさひかげのぞまでの、壯快さうくわいなる想像さうぞうむねえがき、れては、海風かいふうおだやかなる艦橋かんけうのほとり、濱島武文はまじまたけぶみ春枝夫人等はるえふじんらあひかたつて
たいわたしは、このころりう行のいはゆる藝術寫眞げいじゆつしやしんには、何の感興かんけうも持たない。あのへん氣取きとつた、いかにもおもはせぶりな、しかも一しゆかたにはまつた印畫いんぐわのとこがいゝといふのであらう?
おやないだが、成長せいてうしたらアノとほりの獰惡振だうあくぶりを相續さうぞくするにちがひない、環境かんけうつみだいつそうちつてやらうかとおもつて、また躊躇ちうちよした。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)