“かつてもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝手元80.0%
勝手許20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしもどりましたからは御心配ごしんぱいなくお就蓐やすみくだされと洒然さつぱりといひてとなりつまかへしやり、一人ひとりさびしく洋燈らんぷあかりに烟草たばこひて、忌々いま/\しき土産みやげをりねづみべよとこぐなはのまゝ勝手元かつてもと投出なげいだ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なば美男びなんともふべきにや、鼻筋はなすぢとほりもとにぶからず、豐頬しもぶくれ柔和顏にうわがほなるさとし流石さすが學問がくもんのつけたる品位ひんゐは、庭男にはをとこりてもはなれず、吾助吾助ごすけ/\勝手元かつてもとかしましき評判ひやうばん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其處そこ各自めい/\が、かの親不知おやしらず子不知こしらずなみを、巖穴いはあなげるさまで、はひつてはさつつゝ、勝手許かつてもと居室ゐまなどのして、用心ようじんして、それに第一だいいちたしなんだのは、足袋たび穿はきもので、驚破すは
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)