『影を踏まれた女（かげをふまれたおんな）』

Ｙ君は語る。 先刻も十三夜のお話が出たが、わたしも十三夜に縁のある不思議な話を知っている。それは影を踏まれたということである。 影を踏むという子供遊びは今は流行らない。今どきの子供はそんな詰まらない遊びをしないのである。月のよい夜ならばいつ …

著者	岡本綺堂
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「講談倶楽部」1925（大正14年）9月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約24分（500文字/分）
朗読目安時間	約39分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

勝（がち） 母（か） 七尺（しちしゃく） 跳（おど） 賑（にぎや） 癆症（ろうしょう） 父（とっ） 燈火（あかり） 嵩（こう） 容貌（きりょう） 子（ね） 好（よ） 報（しら） 叱（し） 両袖（りょうそで） 癇癪（かんしゃく） 癒（なお） 祈祷（きとう） 綺麗（きれい） 縋（すが） 罵（ののし） 肝腎（かんじん） 蝋燭（ろうそく） 行者（ぎょうじゃ） 袂（たもと） 襷（たすき） 診（み） 俯向（うつむ） 一物（いちもつ） 迂闊（うかつ） 避（よ） 陰鬱（いんうつ） 隙（すき） 離屋（はなれ） 雷（らい） 顫（ふる） 骸骨（がいこつ） 鬱（ふさ） 鴉（からす） 昨夜（ゆうべ） 囃（はや） 土足（どそく） 噂（うわさ） 嘘（うそ） 叱（しか） 尖（とが） 叩（たた） 廃（すた） 悪戯（いたずら） 憑（つ） 拒（こば） 摺（す） 俯伏（うつぶ） 枕（まくら） 框（かまち） 梅雨（つゆ） 極月（ごくげつ） 動悸（どうき） 洩（も） 流行（はや） 湧（わ） 煤掃（すすは） 列（なら） 嚇（おど）

題名が同じ作品

影を踏まれた女：近代異妖編 （新字旧仮名）／ 岡本綺堂 （著）