“首玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くびったま60.0%
くびたま20.0%
くびッたま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事を荒立あらだてちゃ損だ。平和工作を十分にして置いて、その下で吾々われわれは楽しい時間を送りたいんだ。今夜あたり早く帰って、博士の首玉くびったまに君のその白い腕をきつけるといいんだがナ
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
みじかしとくらこゝろ如何いかばかり長閑のどけかるらんころ落花らくくわの三ぐわつじんちればぞさそあさあらしにには吹雪ふゞきのしろたへ流石さすがそでさむからでてふうらの麗朗うら/\とせしあまあがり露椽先ぬれゑんさき飼猫かひねこのたまかるきて首玉くびたましぼばなゆるものは侍女こしもとのお八重やへとてとし優子ゆうこに一おとれどおとらずけぬ愛敬あいけう片靨かたゑくぼれゆゑする目元めもとのしほの莞爾につこりとして
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
庭口からそっと忍び込んで、裏手に待っているから、四つの廻りの拍子木を聞いたら、構わず菊の首玉くびッたまへかじり附け、己が突然だしぬけにがらりと障子を開けて、不義者ぶぎもの見附けた
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)