“くびたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頸珠40.0%
瓔珞20.0%
頸玉20.0%
首玉20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是非ぜひ今一度たしかめてみたい。宮良氏の『南島叢考そうこう』には八重山やえやまでは薏苡仁をチーダマと謂い、これをつねの日の頸珠くびたまにするふうがあったというのは、近い頃までのことだったかどうか。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
われは手に瓔珞くびたまを捧げて、心にこれをマリアに與へんことを願ひぬ。マリアの顏の紅をせしは、我心をはかり得たるにやあらん、覺束おぼつかなし。
そは極めて細かなる貝を絹紐もて貫きたる瓔珞くびたまなり。岸區リドの漁者の遺族は我がために作りてポツジヨに托し、ポツジヨはマリアにあづけ置きぬ。
今明けますよ…あの子の頸玉くびたまへ□□り附いて無理に□いておしまいよ…今明けますよ…早く二階へおあが
みじかしとくらこゝろ如何いかばかり長閑のどけかるらんころ落花らくくわの三ぐわつじんちればぞさそあさあらしにには吹雪ふゞきのしろたへ流石さすがそでさむからでてふうらの麗朗うら/\とせしあまあがり露椽先ぬれゑんさき飼猫かひねこのたまかるきて首玉くびたましぼばなゆるものは侍女こしもとのお八重やへとてとし優子ゆうこに一おとれどおとらずけぬ愛敬あいけう片靨かたゑくぼれゆゑする目元めもとのしほの莞爾につこりとして
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)