“目元”の読み方と例文
読み方割合
めもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その朝酒も、目元めもとを上気させて口三味線でも出るような調子ならば結構ですが、今朝のはすこし酔い方がわるい。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むろん御筋骨ごきんこつはすぐれてたくましうございますが、御顔おかお色白いろじろの、いたってお奇麗きれい細面ほそおもて、そしてすこ釣気味つりぎみのお目元めもとにも、またきりりときしまったお口元くちもとにも
目元めもと宿やどれるつゆもなく、おもりたる決心けつしんいろもなく、微笑びせうおもてもふるへで、一通いつゝう二通につう八九通はつくつうのこりなく寸斷すんだんをはりて、さかんにもえ炭火すみびなか打込うちこみつ打込うちこみつ
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)