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采
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と
ふりがな文庫
“
采
(
と
)” の例文
それは兎に角大日本史も山陽同様に此事を記してゐるが、大日本史の筆法は
博
(
ひろ
)
く
采
(
と
)
ることはこれ有り、
精
(
くは
)
しく判ずることは未だしといふ遣り方である。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
而
(
しか
)
るに
伯夷
(
はくい
)
・
叔齊
(
しゆくせい
)
之
(
これ
)
を
恥
(
は
)
ぢ、
義
(
ぎ
)
、
周
(
しう
)
の
(三四)
粟
(
ぞく
)
を
食
(
くら
)
はず、
首陽山
(
しゆやうざん
)
に
隱
(
かく
)
れ、
薇
(
び
)
を
采
(
と
)
つて
之
(
これ
)
を
食
(
くら
)
ふ。
餓
(
う
)
ゑて
且
(
まさ
)
に
死
(
し
)
せんとするに
及
(
およ
)
んで
歌
(
うた
)
を
作
(
つく
)
る。
其
(
そ
)
の
辭
(
じ
)
に
曰
(
いは
)
く
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
それは牛の角の
癢
(
かゆ
)
くなるといふ頃で、斯の枯々な山躑躅が黄や赤に咲乱れて居たことを思出した。そここゝに
蕨
(
わらび
)
を
采
(
と
)
る子供の群を思出した。山鳩の
啼
(
な
)
く声を思出した。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
羅馬には女子多し。野に
遍
(
あまね
)
き花のいろ/\は人の摘み人の
采
(
と
)
るに任するにあらずや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
歯角脊足
宛然
(
さながら
)
皆具う、大なるは数十丈、あるいは十丈に
盈
(
み
)
つ、小さきはわずかに一、二尺、あるいは三、四寸、体皆具わる、かつて因って
采
(
と
)
り
取
(
あつ
)
めこれを見る、また曰く冀州
鵠山
(
こくさん
)
に伝う
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
大君、我が大君、
現
(
あき
)
つ
神
(
かみ
)
、神ゆゑに、雲の
上
(
へ
)
の照る日の光、
采
(
と
)
りてますかも。
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
神ゆゑに、雲の上の
生日
(
いくひ
)
の光
采
(
と
)
りてますかも。
篁
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彼
(
かの
)
(三五)
西山
(
せいざん
)
に
登
(
のぼ
)
り、
其薇
(
そのび
)
を
采
(
と
)
る。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“采”の意味
《名詞》
(サイ)さいころ。
(サイ)采配。
(出典:Wiktionary)
“采”の解説
采(さい)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
采
常用漢字
中学
部首:⾤
8画
“采”を含む語句
風采
喝采
大喝采
采女
采配
采女正
拍手喝采
采女町
土屋采女正寅直
采地
金采
神采
采蘋
神采奕々
采邑
采録
大喝采裡
喝采鼓舞
風采骨柄
名川采女
...