“金采”の読み方と例文
読み方割合
きんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貝を用うべきところであるが、貝の音も松明たいまついましめてあるものらしく、浅野弥兵衛が、秀吉から金采きんさいを受けて、秀吉に代ってそれを一颯いっさつ、二颯、三颯——打ち振った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄弟は、柵の出入口を取って、人数を押しつめ、ひそかに山上の金采きんさいを見まもっていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本陣のあたりで、さっと、金采きんさいが風を切ると、各所の鉄砲組の部将すべてが
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)