“采録”の読み方と例文
読み方割合
さいろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは詩を作り歌をむ。彼は知人の采録さいろくするところとなって時々じじ世間に出るが、これは友人某に示すにすぎない。
なかじきり (新字新仮名) / 森鴎外(著)
五山は其詩話の正篇において、一たび苾堂を説いて詩二首を擧げ、再び説いて、又四首を擧げ、後補遺に於て、三たび説いて一首を擧げてゐる。詩の采録さいろくを經たるもの通計七首である。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)