“采女町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うねめちょう66.7%
うねめちやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五、六日つと、京橋采女町うねめちょうの松尾儀助氏から、幾日何時、拙宅にて夕餐ゆうさんを差し上げたく御枉駕ごおうが云々という立派な招待状が参りました。
医者は滝本直道といい、京橋采女町うねめちょうで開業してい、そこから毎日かよって来るそうであった。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
采女町うねめちやう木挽町こびきちやう四丁目と相對してゐる通りで、ここの印刷屋の横町を拔けると、直ぐ木挽橋へ出られた。
方庵は柴田芸庵うんあんの末弟であつた。準柏門の人で、唖科を業とした。晩年采女町うねめちやうの清川邸内に住んで、浄瑠璃に耽つてゐた。妻は初なるものが品川の妓、後なるものが吉原の妓で子が無かつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)