“さいろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
采録40.0%
採録20.0%
歳禄20.0%
西麓20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五山は其詩話の正篇において、一たび苾堂を説いて詩二首を擧げ、再び説いて、又四首を擧げ、後補遺に於て、三たび説いて一首を擧げてゐる。詩の采録さいろくを經たるもの通計七首である。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
金澤かなざはひと和田尚軒氏わだしやうけんしちよ郷土史談きやうどしだん採録さいろくする、石川縣いしかはけん開化新開かいくわしんかい明治五年めいぢごねん二月にぐわつ第六號だいろくがう記事きじ
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
親王は金冊金宝きんさつきんほうを授けられ、歳禄さいろく万石まんせき、府には官属を置き、護衛の甲士こうしすくなき者は三千人、多き者は一万九千人に至り、冕服べんぷく車旗しゃき邸第ていだいは、天子にくだること一等、公侯大臣も伏して而して拝謁す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それがし致仕ちし候てより以来、当国船岡山ふなおかやま西麓さいろくに形ばかりなる草庵そうあんを営み罷在まかりあり候えども、先主人松向寺殿しょうこうじどの逝去せいきょ遊ばされて後、肥後国ひごのくに八代やつしろの城下を引払いたる興津おきつの一家は、同国隈本くまもとの城下に在住候えば