つぎ)” の例文
くらひに來りしにかれ如才じよさいなき者なれば我身代に取付とりつくは此時なりと思ひ愛想あいさうよく酒もまけつぎければ其の繁昌はんじやう大方ならず日毎に三十貫文餘りの利潤りじゆんを得て忽ちに大身代となりて酒店をもひらしかど昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さて是より熊のはなし也、今一盃たまはるべしとてみづからつぎてしきりにのみこしより烟艸帒たばこいれをいだしてたばこのみなどするゆゑ、其つぎはいかにとたづねければ、老父らうふいはく、さてかたはらを見ればくゞるべきほどの岩窟いはあなあり
たゞ無々ない/\とばかり云ひをつておのれ今にあやまるか辛目からきめ見せて呉んと云ながら一升ます波々なみ/\と一ぱいつぎ酒代さかだい幾干いくらでも勘定するぞよく見てをれと冷酒ひやざけますすみより一いきにのみほしもうぱいといひつゝ又々呑口のみくち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ねぢり一升桝へ再びなみ/\とつぎ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)