“御斟酌”の読み方と例文
読み方割合
ごしんしゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうかまあ、そんな御斟酌ごしんしゃくには及びませんよ。手前は後から入らせて頂きますから。」と、チチコフが言うのである。
「あいや、こういう中、夜食の御斟酌ごしんしゃくなどにはおよばん。それよりも、藤掛三河どのにお顔を拝借したいと、はばかりながら、これへお呼びください」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右は意を尽さざるところ多けれども、これによりてわが心事の一端なりとも御斟酌ごしんしゃく下され候わんにはさいわいにこれあり候
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)