“ごしんしゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
御斟酌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんの、なんの、そんな御斟酌ごしんしゃくには及びません」と探偵は、引いたカーテンを払いながら、愛想よく応酬した。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
すでに両者の関係やら目的を述べる際にも自然の勢で、不知不識しらずしらずの間にこの問題に触れているのはもちろんでありますから、その辺は御斟酌ごしんしゃくの上御聞を願います。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは御斟酌ごしんしゃくに及びません。いずれ満二ヵ年の中にはこのネパール国へもう一度私は参ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)