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避暑
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ひしよ
ふりがな文庫
“
避暑
(
ひしよ
)” の例文
其
(
そ
)
のかはり
夏
(
なつ
)
は
涼
(
すゞ
)
しうございます。
避暑
(
ひしよ
)
に
行
(
い
)
らつしやい……お
宿
(
やど
)
をしますよ。……
其
(
そ
)
の
時分
(
じぶん
)
には、
降
(
ふ
)
るやうに
螢
(
ほたる
)
が
飛
(
と
)
んで、
此
(
こ
)
の
水
(
みづ
)
には
菖蒲
(
あやめ
)
が
咲
(
さ
)
きます。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼等
(
かれら
)
のあるものは、
避暑
(
ひしよ
)
といふ
名義
(
めいぎ
)
の
下
(
もと
)
に、
既
(
すで
)
に
東京
(
とうきやう
)
を
離
(
はな
)
れてゐた。あるものは
不在
(
ふざい
)
であつた。
又
(
また
)
あるものは
多忙
(
たばう
)
のため
時
(
とき
)
を
期
(
き
)
して、
勤務先
(
きんむさき
)
で
會
(
あ
)
はうと
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
東京
(
とうきやう
)
かね——
番町
(
ばんちやう
)
——
海水浴
(
かいすゐよく
)
、
避暑
(
ひしよ
)
にくる
人
(
ひと
)
はありませんかな。……この
景氣
(
けいき
)
だから、
今年
(
ことし
)
は
勉強
(
べんきやう
)
ぢやよ。
八疊
(
はちでふ
)
に
十疊
(
じふでふ
)
、
眞新
(
まあたら
)
しいので、
百五十圓
(
ひやくごじふゑん
)
の
所
(
ところ
)
を
百
(
ひやく
)
に
勉強
(
べんきやう
)
するですわい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
世
(
よ
)
にやくねれる、
戀
(
こひ
)
にや
惱
(
なや
)
める、
避暑
(
ひしよ
)
の
頃
(
ころ
)
よりして
未
(
いま
)
だ
都
(
みやこ
)
に
歸
(
かへ
)
らざる、あこがれの
瞳
(
ひとみ
)
をなぶりて、
風
(
かぜ
)
の
音信
(
おとづ
)
るともあらず、はら/\と、
櫨
(
はじ
)
の
葉
(
は
)
、
柿
(
かき
)
の
葉
(
は
)
、
銀杏
(
いてふ
)
の
葉
(
は
)
、
見
(
み
)
つゝ
指
(
ゆび
)
の
撓
(
しな
)
へるは
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“避暑”の解説
避暑(ひしょ)とは、一時的に涼しい場所に移ることで夏の暑さを避けること。
(出典:Wikipedia)
避
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
暑
常用漢字
小3
部首:⽇
12画
“避暑”で始まる語句
避暑客
避暑中
避暑地