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車麩
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くるまぶ
ふりがな文庫
“
車麩
(
くるまぶ
)” の例文
右
(
みぎ
)
の
車麩
(
くるまぶ
)
のあるのを
見
(
み
)
つけて、おかみさんと
馴染
(
なじみ
)
だから、
家内
(
かない
)
が
頼
(
たの
)
んで、
一
(
ひと
)
かゞり
無理
(
むり
)
に
讓
(
ゆづ
)
つて
貰
(
もら
)
つたので——
少々
(
せう/\
)
おかゝを
驕
(
おご
)
つて
煮
(
に
)
た。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
現代——ある意味において——めぐる因果の
小車
(
おぐるま
)
などという事は、天井裏の
車麩
(
くるまぶ
)
を鼠が伝うぐらいなものであろう。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
器
(
うつは
)
はたとへ、
蓋
(
ふた
)
なしの
錻力
(
ブリキ
)
で、
石炭
(
せきたん
)
臭
(
くさ
)
い
菜
(
さい
)
が、
車麩
(
くるまぶ
)
の
煮
(
に
)
たの
三切
(
みきれ
)
にして、「おい
來
(
き
)
た。まだ、そつちにもか——そら
來
(
き
)
た。」で、
帆木綿
(
ほもめん
)
の
幕
(
まく
)
の
下
(
した
)
に、ごろ/\した
連中
(
れんぢう
)
へ
配
(
くば
)
つたにせよ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けれども、
淡泊
(
たんぱく
)
で、
無難
(
ぶなん
)
で、
第一
(
だいいち
)
儉約
(
けんやく
)
で、
君子
(
くんし
)
の
食
(
く
)
ふものだ、
私
(
わたし
)
は
好
(
すき
)
だ。が
言
(
い
)
ふまでもなく、それどころか、
椎茸
(
しひたけ
)
も
湯皮
(
ゆば
)
もない。
金魚麩
(
きんぎよぶ
)
さへないものを、
些
(
ちつ
)
とは
増
(
まし
)
な、
車麩
(
くるまぶ
)
は
猶更
(
なほさら
)
であつた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
……
車麩
(
くるまぶ
)
だつてさ……
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
たよ。あの、
坊
(
ばう
)
のお
庭
(
には
)
へ。——
山
(
やま
)
のね、
山
(
やま
)
のまはりを
引張
(
ひつぱ
)
るの。……
車
(
くるま
)
の
眞似
(
まね
)
だか、あの、オートバイだか、
電車
(
でんしや
)
の
眞似
(
まね
)
だか、ガツタン、ガツタン、がう……
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
車麩
(
くるまぶ
)
の鼠に
怯
(
おび
)
えた様子では、同行を否定されそうな形勢だった処から
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
麩
漢検1級
部首:⿆
15画
“車”で始まる語句
車
車夫
車輪
車掌
車室
車前草
車蓋
車力
車駕
車座