親鳥おやどり)” の例文
そこには、親鳥おやどりうしなった、かわいそうなばとがおそろしさのためにふるえているのでした。それとった、達吉たつきちは、もうなんで我慢がまんができましょう。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひそんで、親鳥おやどりが、けたゝましくぶのに、おやこゝろらずで、きよろりとしてゐる。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みんなをひきいている親鳥おやどりは、むずかしいかおつきをして、「わたしたちはどんなに心配しんぱいしていたかしれない。どこへいってきたのか、くわしくはなしなさい。」
小さな金色の翼 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、来年らいねんいねみのるころになると、太吉たきちじいさんは、あたらしいかがしをつくりました。去年きょねん子鳥ことりたちはもう親鳥おやどりとなって、おなじように、その子供こどもたちにかって
からすとかがし (新字新仮名) / 小川未明(著)
えだができあがりますと、親鳥おやどりはひなどりをつれて、あるときは青々あおあおとした大空おおぞらんでうみほうへ、あるときは、またやまえてまちのあるほうへとゆきました。
大きなかしの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるとしはるの、ちょうどわりのころでありました。どこからか、きれいな小鳥ことりが、親鳥おやどりとひなどりといっしょにんできて、このとしとったかしのつくりました。
大きなかしの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさん、いいところですね。」と、ひなどりは、親鳥おやどりかっていいました。
大きなかしの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなは、なるほどとおもって、親鳥おやどりのいうことをいていました。
小さな金色の翼 (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなも、親鳥おやどりのいったことをほんとうにおもいました。
小さな金色の翼 (新字新仮名) / 小川未明(著)
親鳥おやどりは、子鳥ことりにいいました。
からすとかがし (新字新仮名) / 小川未明(著)