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見樣
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みやう
ふりがな文庫
“
見樣
(
みやう
)” の例文
新字:
見様
さう
云
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
には
彼
(
かれ
)
は
急
(
きふ
)
に
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
した
樣
(
やう
)
に
町
(
まち
)
へ
出
(
で
)
る。
其上
(
そのうへ
)
懷
(
ふところ
)
に
多少
(
たせう
)
餘裕
(
よゆう
)
でもあると、
是
(
これ
)
で
一
(
ひと
)
つ
豪遊
(
がういう
)
でもして
見樣
(
みやう
)
かと
考
(
かんが
)
へる
事
(
こと
)
もある。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
合
(
あは
)
せ何時まで斯して居るとも
段々
(
だん/\
)
路用
(
ろよう
)
は
盡
(
つき
)
る而已にて江戸の樣子は知れざるゆゑ奉公するにも
何所
(
どこ
)
へ頼んで
宜
(
よろ
)
しきや勝手も
分
(
わか
)
らず
寧
(
いつそ
)
の事に何ぞ小商ひにても
始
(
はじ
)
めて
見樣
(
みやう
)
かと
明暮
(
あけくれ
)
身の
有付
(
ありつき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
時計
(
とけい
)
の
見樣
(
みやう
)
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「
御米
(
およね
)
、
久
(
ひさ
)
しく
放
(
はふ
)
つて
置
(
お
)
いたが、
又
(
また
)
東京
(
とうきやう
)
へ
掛合
(
かけあ
)
つて
見樣
(
みやう
)
かな」と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
した。
御米
(
およね
)
は
無論
(
むろん
)
逆
(
さから
)
ひはしなかつた。たゞ
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
討
(
うつ
)
と
云聞
(
いひきか
)
せ何か助太刀をして呉ろと頼んで
見樣
(
みやう
)
若し承知すれば此方の味方
否
(
いや
)
と言ふならば
先
(
まづ
)
重四郎を先へ殺して
遣
(
やら
)
うと二人相談をなし
頓
(
やが
)
て此寺を立出けり其時畔倉重四郎は彼等が相談せし樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
夫婦
(
ふうふ
)
は
顏
(
かほ
)
を
見合
(
みあは
)
して
微笑
(
ほゝゑ
)
んだ。もう
少
(
すこ
)
し
賣
(
う
)
らずに
置
(
お
)
いて
見樣
(
みやう
)
ぢやないかと
云
(
い
)
つて、
賣
(
う
)
らずに
置
(
お
)
いた。すると
道具屋
(
だうぐや
)
が
又
(
また
)
來
(
き
)
た。
又
(
また
)
賣
(
う
)
らなかつた。
御米
(
およね
)
は
斷
(
ことわ
)
るのが
面白
(
おもしろ
)
くなつて
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
樣
部首:⽊
15画
“見樣”で始まる語句
見樣見眞似