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蘆毛
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あしげ
ふりがな文庫
“
蘆毛
(
あしげ
)” の例文
きゃッきゃッきゃッきゃッ。あはははは。お
馬丁
(
べっとう
)
は小腰をゆするが、
蘆毛
(
あしげ
)
よ。(振向く)お
厩
(
うまや
)
が近うなって、
和
(
わ
)
どのの足はいよいよ健かに軽いなあ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
尤も、馬は二人とも、前のは
月毛
(
つきげ
)
、後のは
蘆毛
(
あしげ
)
の三歳駒で、道をゆく物売りや侍も、振向いて見る程の駿足である。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と励まし、自分の乗馬の
蘆毛
(
あしげ
)
を与えた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
冬
(
ふゆ
)
は
折
(
を
)
れ
伏
(
ふ
)
す
蘆毛
(
あしげ
)
積
(
つも
)
る
雪毛
(
ゆきげ
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
(ああ、そう。)と会心の
笑
(
えみ
)
を
洩
(
もら
)
して
婦人
(
おんな
)
は
蘆毛
(
あしげ
)
の方を見た、およそ
耐
(
たま
)
らなく
可笑
(
おか
)
しいといったはしたない
風采
(
とりなり
)
で。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
(いんえご
懇
(
ねんごろ
)
には及びましねえ。しっ!)と
荒縄
(
あらなわ
)
の
綱
(
つな
)
を引く。青で
蘆毛
(
あしげ
)
、
裸馬
(
はだかうま
)
で
逞
(
たくま
)
しいが、
鬣
(
たてがみ
)
の薄い
牡
(
おす
)
じゃわい。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(いんえ
御懇
(
ごねむごろ
)
には
及
(
およ
)
びましねえ。
叱
(
しつ
)
!、)と
荒縄
(
あらなは
)
の
綱
(
つな
)
を
引
(
ひ
)
く。
青
(
あを
)
で
蘆毛
(
あしげ
)
、
裸馬
(
はだかうま
)
で
逞
(
たくま
)
しいが、
鬣
(
たてがみ
)
の
薄
(
うす
)
い
牡
(
おす
)
ぢやわい。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(あゝ、
然
(
さ
)
う、)と
会心
(
くわいしん
)
の
笑
(
ゑみ
)
を
洩
(
も
)
らして
婦人
(
をんな
)
は
蘆毛
(
あしげ
)
の
方
(
はう
)
を
見
(
み
)
た、
凡
(
およ
)
そ
耐
(
たま
)
らなく
可笑
(
をか
)
しいといつた
仂
(
はした
)
ない
風采
(
とりなり
)
で。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
棒鱈
(
ぼうだら
)
乾鮭
(
からざけ
)
堆
(
うずたか
)
く、
片荷
(
かたに
)
に
酒樽
(
さかだる
)
を積みたる
蘆毛
(
あしげ
)
の
駒
(
こま
)
の、紫なる
古手綱
(
ふるたづな
)
を
曳
(
ひ
)
いて
出
(
い
)
づ
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
媛神
蘆毛
(
あしげ
)
、蘆毛。——
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蘆
漢検1級
部首:⾋
19画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“蘆”で始まる語句
蘆
蘆荻
蘆屋
蘆間
蘆原
蘆花
蘆薈
蘆垣
蘆笛
蘆葦茅草