“あしげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足蹴75.0%
葦毛16.7%
蘆毛7.1%
足蹶1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覚悟したれば身をかわして、案のごとくかかとをあげたる、彼が足蹴あしげをばそらしてやりたり。蒲団持ちながら座を立ちたれば、こぶしたて差翳さしかざして。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また殿しんがりで敵に向いなさるなら、鹿毛かげか、葦毛あしげか、月毛か、栗毛か、馬の太くたくましきにった大将を打ち取りなされよ。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
尤も、馬は二人とも、前のは月毛つきげ、後のは蘆毛あしげの三歳駒で、道をゆく物売りや侍も、振向いて見る程の駿足である。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それらにいての過度の顧慮が、この男の自我を、散々に殴打し、足蹶あしげにした。
花燭 (新字新仮名) / 太宰治(著)