“キック”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足蹴50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
オオミヤクの泥沼で思い切っておれを足蹴キックした瞬間、はじめて日本の幽霊からぬけだすことができたのだとおれは信じている。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「おれはこうして立っているから、お前はおれの腰骨でも腹でもどこでもいいからどんどん足蹴キックしながらすこしずつ藻掻きあがるんだ、いいか」
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
おれを足蹴キックしたやつがどんな立派なアメリカ人になったか、日本の秋晴れの中でつくづくと見届けてやりたいのである。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
知っているくせに。……もっと黒檀紳士は、明けっ放しの人かと思っていたわ。つまり、四十ヤードスクラムからスリークォーター・パスになって、それを、私がカットして好キック
一週一夜物語 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)