“片荷”の読み方と例文
読み方割合
かたに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軽子かるこ片荷かたに程の土を其の板の上に載せますと、それを左に持ちまして、右の手で仕事をすると申します。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
こう思い定めている小野さんは、浅井君が快よく依頼に応じた時、まず片荷かたにだけおろしたなと思った。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
和歌山・高知等の諸県においては、この棒の片荷かたにで物をはこぶことを、クジュウといっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)