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仂
ふりがな文庫
“仂”の読み方と例文
読み方
割合
はした
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はした
(逆引き)
囈言
(
うわごと
)
にも今度のその何か済まないことやらも、旦那様に対してお恥かしいことのようでもございますが、
仂
(
はした
)
ない事を。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母の前をも
憚
(
はばか
)
らぬ男の
馴々
(
なれなれ
)
しさを、憎しとにはあらねど、
己
(
おのれ
)
の
仂
(
はした
)
なきやうに
慙
(
は
)
づるなりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お勢は
一旦
(
いったん
)
は文三を
仂
(
はした
)
なく
辱
(
はずかし
)
めはしたものの、心にはさほどにも思わんか、その後はただ冷淡なばかりで、さして
辛
(
つら
)
くも当らん※が、それに引替えて、お政はますます文三を憎んで
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
仂(はした)の例文をもっと
(6作品)
見る
仂
漢検1級
部首:⼈
4画
“仂”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
泉鏡太郎
泉鏡花