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縫物
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ぬひもの
ふりがな文庫
“
縫物
(
ぬひもの
)” の例文
何
(
なに
)
とはなしに
針
(
はり
)
をも
取
(
と
)
られぬ、
未
(
ま
)
だ
幼
(
いとけ
)
なくて
伯母
(
をば
)
なる
人
(
ひと
)
に
縫物
(
ぬひもの
)
ならひつる
頃
(
ころ
)
、
衽先
(
おくみさき
)
、
褄
(
つま
)
の
形
(
なり
)
など六づかしう
言
(
い
)
はれし
雨の夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
小さな村の出はづれにあるセンイチの
家
(
うち
)
には、お
上
(
かみ
)
さんのセイが一人で、もう夕食の仕度をしてしまつて、センイチが帰るのを待ちながら、
縫物
(
ぬひもの
)
をしてゐました。
悪魔の宝
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
彼女は
縫物
(
ぬひもの
)
をしてゐた。私はそれを見てゐた。リード夫人はその頃三十六七だつたらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
女房に
預
(
あづ
)
け
尚
(
なほ
)
又江戸表より一年に五六兩づつは送る
約束
(
やくそく
)
にて其身は三十兩
懷中
(
くわいちう
)
し享保三年の
冬
(
ふゆ
)
東
(
あづま
)
の
空
(
そら
)
へ下りたり彦兵衞が女房は至つて
縫物
(
ぬひもの
)
に
妙
(
めう
)
を得たる故諸處より頼まれ
相應
(
さうおう
)
に
縫錢
(
ぬひせん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
小半日この音を聞かされて、
縫物
(
ぬひもの
)
をし乍ら、すつかり氣を
腐
(
くさ
)
らして居ります。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
韉
(
あをり
)
の
縫物
(
ぬひもの
)
は
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
仕立
(
したて
)
かけの
縫物
(
ぬひもの
)
に
針
(
はり
)
どめして
立
(
た
)
つは
年頃
(
としごろ
)
二十餘
(
はたちあま
)
りの
意氣
(
いき
)
な
女
(
をんな
)
、
多
(
おほ
)
い
髮
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
を
忙
(
いそが
)
しい
折
(
をり
)
からとて
結
(
むす
)
び
髮
(
がみ
)
にして、
少
(
すこ
)
し
長
(
なが
)
めな
八丈
(
はちぢやう
)
の
前
(
まへ
)
だれ、お
召
(
めし
)
の
臺
(
だい
)
なしな
半天
(
はんてん
)
を
着
(
き
)
て
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし三名だけが讀めるのみで——誰一人、書くことも
算用
(
さんよう
)
も出來ないのだつた。數人の者は
編物
(
あみもの
)
ができ、極く僅かの者がほんの少し
縫物
(
ぬひもの
)
が出來る。彼等はその地方のむき出しの
訛
(
なま
)
りを使つてゐる。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“縫物”で始まる語句
縫物師
縫物子