“縫物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬいもの64.0%
ぬひもの28.0%
しごと8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはまさしく男のなりき。同じ村山口なる佐々木氏にては、母人ひとり縫物ぬいものしておりしに、次の間にて紙のがさがさという音あり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
なにとはなしにはりをもられぬ、いとけなくて伯母をばなるひと縫物ぬひものならひつるころ衽先おくみさきつまなりなど六づかしうはれし
雨の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
矢張り何だか気になるから縫物しごとして、それとなく茶器なぞを拭いていると、思いもかけぬ人が表口から
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)