“ぬいもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
縫物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、ママはお仕事しごとの手をめようともしないで——一たいあんなにのべつ縫物ぬいものばかりして何が面白おもしろいんだろう!——不足ふそくそうな声でいった。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
その時彼女は居間で一寸した縫物ぬいものをしていたが、そこへ女中が先に貼つけた春泥の手紙を持って来た。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
げんだの、ろくだの、腕白わんぱくどもの多い中に、ぼうちやん/\と別ものにして可愛かわいがるから、姉はなし、此方こなたからもなついて、ちよこ/\と入つては、縫物ぬいもの交返まぜかえす、物差ものさしで刀の真似
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)