トップ
>
真顔
>
まがほ
ふりがな文庫
“
真顔
(
まがほ
)” の例文
旧字:
眞顏
数寄屋河岸
(
すきやがし
)
の
真顔
(
まがほ
)
が、「イヤ
是
(
これ
)
は
大方
(
おほかた
)
二十一
日
(
にち
)
であらう、「
昔
(
むかし
)
」と
云
(
い
)
ふ
字
(
じ
)
ハ、廿一
日
(
にち
)
と書くから、まア廿一
日
(
にち
)
に
行
(
い
)
つて見なさい。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
支度がととのへば双方
真顔
(
まがほ
)
になつて身構へをしながらそろそろと近づいてゆく。廊下のまんなかで出会ふやいなや私が
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
と
笑
(
わら
)
つた。が、ふと、
汗
(
あせ
)
ばんだ
赤
(
あか
)
ら
顔
(
がほ
)
の、
元気
(
げんき
)
らしい、
若
(
わか
)
いのが、
唇
(
くちびる
)
をしめて……
真顔
(
まがほ
)
に
成
(
な
)
つて
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そして女教師の福富も
矢張
(
やつぱ
)
り、遣るだらうか、女だから遣らないだらうかという疑問を起した。或時二人
限
(
きり
)
ゐた時、直接訊いて見た。福富は
真顔
(
まがほ
)
になつて、そんな事はした事はありませんと言つた。
葉書
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
詩仏
(
しぶつ
)
や
鵬斎
(
ぼうさい
)
に
詩文
(
しぶん
)
にてなぶり
者
(
もの
)
にされたりといふ
事
(
こと
)
見
(
み
)
えたるが、
元
(
もと
)
より
菊塢
(
きくう
)
、
世才
(
せさい
)
には
長
(
たけ
)
たれど
学文
(
がくもん
)
はなし、
詩仏
(
しぶつ
)
鵬斎
(
ぼうさい
)
蜀山
(
しよくさん
)
真顔
(
まがほ
)
千
蔭
(
かげ
)
春海
(
はるみ
)
等
(
ら
)
、
当時
(
そのころ
)
の
聞人
(
もんじん
)
の
幇間半分
(
たいこはんぶん
)
なぶり者にせられしには
相違
(
さうゐ
)
なし
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
夏の照り葦辺行く子は
魚籠
(
びく
)
もちて何か
真顔
(
まがほ
)
の我にかも似る
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
平中はちよいと
真顔
(
まがほ
)
になつた。
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
毎月
(
まいげつ
)
やらうと
云
(
い
)
ふ事に
相成
(
あひなり
)
、
蜀山人
(
しよくさんじん
)
、
或
(
あるひ
)
は
数寄屋河岸
(
すきやがし
)
の
真顔
(
まがほ
)
でございますの、
談洲楼焉馬
(
だんしゆうろうえんば
)
などゝ
云
(
い
)
ふ
勝
(
すぐ
)
れた
狂歌師
(
きやうかし
)
が
寄
(
よ
)
つて、
唯
(
たゞ
)
落語
(
らくご
)
を
拵
(
こしら
)
へたまゝ
開
(
ひら
)
いても
面白
(
おもしろ
)
くないから
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小笠原氏
(
をがさはらし
)
が、
真顔
(
まがほ
)
で、
胡麻髯
(
ごまひげ
)
の
頬
(
ほゝ
)
を
寄
(
よ
)
せた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“真顔”で始まる語句
真顔六樹園